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シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代 |梅田望夫

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シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代
梅田望夫
中央公論新社 刊
発売日 2009-04-24




将棋ファンに戻る本 2009-05-18

 昔 将棋をやったことがある人が 将棋の面白さを 再確認して

 もう 一度 将棋ファンになろうかなぁ~! と 思わせる本です。

 目次を 並べることはしませんが ・・

 高速道路論とけものみちの話とか

 量が質に転化する話

 10年にひとり天才が出てくる話

 指が震える話  など

 将棋をやらない人にも 面白い本でした。

 「超一流」=「才能」×「対象への深い愛情ゆえの没頭」×「際立った個性」

 これが 掛け算であること 足し算ではない

 ひとつでもマイナスだと すべてがマイナスとなる 

 なるほどと思った。

 梅田氏の本を 初めて読んだが 読みやすく

 本人の情熱が将棋や将棋界を背負っている人々
  (羽生氏、佐藤氏、深浦氏、渡辺氏、他)に

 惚れこんでいるのが ヒシヒシと感じられる本で その感性が面白い。


「純粋なる超一流」の深淵に触れられる良書 2009-05-04
将棋の強さに違いはあっても、将棋を愛する深さにはプロもアマチュアもハンデはないと思わせてくれる良書。

著者はプロの棋士ではないかもしれないが、プロの観戦士といえるだろう。
なぜならリアルタイム観戦記を書くにあたって、自ら“フリーク”と称する故・金子金五郎九段の5000ページにも及ぶ過去の観戦記を読み直し、「将棋世界」を始めとするさまざまな棋書を読みつつ、心に留まった記述をネットのあちら側に記録し、いつでもどこからでも(パリの対局場からでも)呼び出せるプライベートなデータベースを構築している。

そして何より棋士を敬愛する姿勢が心に迫ってくる。
羽生や佐藤を育てた伝説の研究会「島研」の主催者である島朗が名著「純粋なるもの」によって棋界の内側から示した羽生世代への洞察に勝る慧眼を示しつつも、さらに羽生キラーと呼ばれる深浦(対等に戦って“キラー”と呼ばれるところが羽生の強さでもあるが)と、唯一20代で羽生世代と互角以上の戦いを続けている渡辺への考察を加えて、この世界に生きる“求道者”とも呼べる超一流たちの生き様を余すところなく掘り起こしている。

それにしても、2008年すべてのタイトル戦に登場した羽生は唯一人一年を通してのタイトル戦のネット中継を見ることが出来なかった人物であるという事実は、面白いと思いつつも、改めて羽生の凄さを感じさせるエピソードである。


羽生の高み 2009-04-29
羽生の言葉
もう、ずっと続いて欲しい。悪い手を指すともっとすごいものを作り出すチャンスがなくなってしまう。(勝ち負けを超えたところで指している)
対局者二人で局面を作っていくが指している本人には作っている実感はない。(そういうものなのか)
雲を掴むような作業の連続で生まれてくる。そして、一人で完成させるのではなく「あとはよろしくお願いします」と手番を渡す。(これも、そういうものなのか)
現代将棋は、ある戦形とある戦形が連鎖している。(現代数学の世界のようだ)プロはその先を含めた世界でみるのである戦形が見える。(未来を先取りするのか)
これらの言葉から、羽生がいて、そしてその考え方(知のオープン化)を羽生世代が共有し現代将棋が展開してきたという事が見えてくる。
梅田望夫という外の世界から来て、新しい風を吹き込んだ書き手に、指さない一将棋ファンとして感謝したい。


卓抜した現代将棋論! 将棋に関心のあるすべての人に 2009-04-27
第1章 羽生善治と「変わりゆく現代将棋」
第2章 佐藤康光の孤高の脳―棋聖戦観戦記
第3章 将棋を観る楽しみ
第4章 棋士の魅力―深浦康市の社会性
第5章 パリで生まれた芸術―竜王戦観戦記
第6章 機会の窓を活かした渡辺明
第7章 対談―羽生善治×梅田望夫

実はまだ第1章の「羽生善治と「変わりゆく現代将棋」」しか読んでいない。
しかし、この1章のみにても、この本を買って読む価値が十分あると思う。

現代将棋はわかりづらい。
1手1手の重さ・密度が従来には考えられないくらい重く濃くなり、それこそ1手目から従来には考えられない指し方が現れている(1手目56歩から始まる先手中飛車、1手損角換わりの流行など。2手目32飛戦法など、今から10年前にプロのだれが考え、指しただろう…)。
そのわかりづらさはどこから来るのか。

著者は、それは、「膨大な検証作業が将棋界全体で行われ、すべての過去の定跡の予定調和が本当に理に適ったものであるかを序盤にさかのぼって検証すれば、その過程に宝の山がある、その先に将棋の未来がある」と羽生をはじめとするトップ棋士が考え、実行してるからだ、と言う。

現代将棋の指し手の根底を貫く本質を、これほど明瞭にわかりやすく説明し切った文章を、寡聞にして私は知らない(名著として名高い勝又教授の『最新戦法の話』でさえも、ここまで明瞭には述べられていなかった)。
そして、その現代将棋の扉を真に開ける役割を果たしたのが(現在も果たし続け、牽引し続けているのが)羽生善治であることもよくわかる。

慧眼の士による卓抜した現代将棋論である。
著者は、自分のことを「指さない将棋ファン、趣味は将棋鑑賞」と謙遜しているが、著者はそんな人たちに向けて、「将棋の魅力、そして棋士という素晴らしい人たちの魅力」を伝えたいと願って本書を書いたと言う(はじめに―「指さない将棋ファン」宣言)。

将棋を指す人はもちろん、「指さない将棋ファン、趣味は将棋鑑賞」の人にも是非読んでもらいたい1冊である。

(追記)

一気に最後まで読みました。
観戦記も秀逸。Web上で部分的に斜めには読んでいましたが、今回改めて通読して、とても素晴らしく、リアルタイムなWeb観戦記は、今後主流になる(なるべき)先駆的で画期的な試みだったのだと、再認識いたしました。

将棋に関心のあるすべての人に自信を持ってお薦めいたします。

羽生さんのインタビュー 2009-04-27
最終章まで一気に完読しました。
羽生さんの、梅田さんの質問に対して、「ははは」と笑っている所の
光景が目に浮かぶようで、読んでいてもこちらも笑ってしまいます。
今現在のけものみちを行くお二人が、すなわち、大きく動く時代の中、どう行動するべきか
まだ、誰も確かな事が分かっていない状況で、とりあえず動くことの意味、もちろん最善を考えながら、動かないのではなく、一手打ってあとはそれに対する反応に対してまた全てを受け止めていく、その様な覚悟のある人々の潔さと探究心に感動しつつ、それをリアルタイムで見られる、オンラインで見られる喜びを感じます。
羽生さんがインタネットのタイトル戦の、リアルタイム性を、全てのタイトル戦に出ていたために見ていないために知らなかった、と言うエピソードも、ほほえましいと同時に、ものすごい話しだと、改めて感じました。


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